大阪府立大学大学院工学研究科の池田浩教授が当研究室を訪問され、セミナー「6員環状1,4-ラジカルカチオンにおける理論上最大の軌道相互作用:過渡吸収測定と古典的理論研究」を行って頂きました。

大阪府立大学大学院工学研究科の池田浩教授が当研究室を訪問され、セミナー「6員環状1,4-ラジカルカチオンにおける理論上最大の軌道相互作用:過渡吸収測定と古典的理論研究」を行って頂きました。また、共同研究に関する打ち合わせと議論も行いました。

講師 池田 浩教授
(大阪府立大学大学院工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野)
タイトル 6員環状1,4-ラジカルカチオンにおける理論上最大の軌道相互作用:過渡吸収測定と古典的理論研究
概要 2,5-ジフェニル-1,5-ヘキサジエンの光誘起電子移動反応でCope転位が進行する.我々はその反応中間体である6員環状1,4-ラジカルカチオン が異常な長波長吸収を示すことを見出した.そして置換基効果と古典的軌道相互作用理論の適用から,1)その原因がラジカル部とカチオン部の空間および結合 を経由した軌道相互作用にあること,2)その軌道相互作用が理論上最大であること,の2点を明らかにした.講演では,対応する6員環状1,4-ビラジカル の励起状態で同様の軌道相互作用が発現していることも述べる.
日時 10/4(金) 15:00-17:00
場所 C棟4F共用セミナー室