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古典力学、量子力学、電磁気学、統計力学、量子統計力学などを基礎とする理論化学(量子化学、量子ダイナミクス、分子シミュレーションなどを含む)を用いて、原子・分子などのミクロな物質から、中間(メゾスコピック)あるいはマクロサイズに至る集団系における構造—機能相関、時空間発展現象、非線形応答現象、凝縮相での反応ダイナミクス、非平衡ダイナミクス、協同量子非線形現象、量子輸送現象などの理論的解釈と予測を行い、物質の構造、性質、反応における様々な現象の根底にある真理を探求し、物質科学の理論の深化と新概念の創成を行うことを目的としています。これら根源的な真理に基づいて設計指針を構築することにより、工学的応用におけるブレークスルーを目指しています。
一方、「基礎工学」では、単なる「科学と工学の融合」による応用だけでなく、工学的応用の過程から未知の現象、物質を発見し、それに基づいて新しい原理や概念を構築するという逆過程も含む「科学と工学の相互フィードバックループ」の観点が重要です。得られた原理や概念、応用における成果は、短期的、局所的なものではなく、長期的かつ普遍的な価値をもつものとして人類の文化に貢献することを最終目標としています。
開殻非線形光学材料の理論化学設計 |
一重項分裂材料の理論化学設計 |