Macromolecular Bioscience誌の表紙に選定

山本君、トールさん、上田君の研究成果にもとづくMacromolecular Bioscience誌に掲載された論文が、表紙に選定されました。

Shinji Sakai, Yusuke Yamamoto, Gantumur Enkhtuul, Kohei Ueda, Kenichi Arai, Masahito Taya and Makoto Nakamura, Inkjetting plus Peroxidase-Mediated Hydrogelation Produces Cell-Laden, Cell-Sized Particles with Suitable Characters for Individual Applications, Macromolecular Bioscience 17, 1600416 (2017).

インクジェット法と西洋わさび由来ペルオキシダーゼによる酵素反応によるゲル形成を組み合わせることで、細胞を包括した細胞とほぼ同じ大きさのゲル粒子を、用途に応じたさまざまざ材料から簡単に作成できる方法の開発に成功しました。これまでは、インクジェット技術を用いて水溶液に細胞分散高分子溶液を滴下することで同様のゲル粒子を作製可能な材料はアルギン酸のみでした。本方法では、ゼラチンやヒアルロン酸などアルギン酸以外の、再生医療・組織工学分野でより有用なさまざまな材料などから微小細胞包括ゲル粒子の作製を可能としたものです。