Journal of Microencapsulationに荻野君,芦田君の研究成果が掲載されました。

これまでに西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼの酵素反応を用いて細胞を包括した球状ゲル粒子をw/oエマルションを経て作製する研究を行ってきましたが、酵素濃度などを最適化することにより、高分子水溶液を微量の過酸化水素を含む水溶液中に滴下するだけで簡単にゲルビーズを作製できる条件を見出しました。油を使用しない簡単な方法です。動物細胞も得られるゲルビーズの中で生存・増殖することができました。

Shinji Sakai, Tomoaki Ashida, Shotaro Ogino, Masahito Taya: Horseradish peroxidase-mediated encapsulation of mammalian cells in hydrogel particles by dropping, Journal of Microencapsulation, vol.31, p.100-104, 2014.