北谷さんの研究成果と佐世保高専の森山先生との共同研究の成果に関する論文がGels誌にアクセプトされました。
北谷さんのフェノール性水酸基導入アルブミンを用いてヘミンの触媒活性向上とゲル内での安定性を両立するという研究に関する論文がGels誌にアクセプトされました。佐世保高専の森山先生、芝さんとの共同研究の成果も含まれます。
Shinji Sakai, Yuki Kitatani, Maasa Shiba, Thotage Asanka Vishwanath, Kelum Chamara Manoj Lakmal Elvitigala, Wildan Mubarok, Kousuke Moriyama, Dual-function Role of Phenolated Albumin in Hemin-mediated Hydrogel Formation, Gels, in press.
本研究では、従来のHRPに代わる安価で生体適合性の高い触媒として、ヘミン/アルブミン複合体を用いたフェノール基架橋型ハイドロゲル形成法を提案しました。異なる修飾度のフェノール性水酸基導入アルブミンを合成し、ヘミンとの相互作用や触媒活性を解析したところ、中程度の修飾が最適な触媒効率とゲル形成性を示すことを実証しました。得られたハイドロゲルはタンパク質保持性と細胞適合性に優れ、HRP代替触媒として有望であることを報告しています。




