研究概要

地球規模のエネルギー・環境問題の解決には、現代技術の複雑性をうまく制御するためのシステム的なアプローチが不可欠です。化学工学反応工学はその先駆け的な成果であるとの認識から、より幅広い分野への展開を試みています。

 (1) 分子レベルからコロイド粒子のレベルに至る各階層における「自己組織化」の物理化学。
   自己組織化を利用した①液晶、②コロイド分散系、③有機-無機ナノ複合体の構造制御。
 (2) ナノ空間材料をミクロな化学装置と捉え、新しい反応・分離プロセスの開発を目指す研究。
 (3) ソフトマターを分子レベルで設計するための新たな分子技術の開発を目指す研究。