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◎平成17年度環境エネルギーラボの若手優秀研究助成採択者
平成17年度の若手研究助成は、書類審査とヒヤリングの結果、以下の3名が採択されました。おめでとうございます。
大佐々 崇宏/(物質創成専攻機能物質化学領域・D2)/
高効率な有機薄膜太陽電池の開発
小泉 寿夫さん/(物質創成専攻化学工学領域・D1)
選択的物質変換を目的とする高分子光増感剤の開発
橋本 俊輔さん/(物質創成専攻化学工学領域・D1)
ガスハイドレートを利用した水素エネルギー利用技術の実現に向けた基礎研究
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◎平成17年度環境エネルギーラボの若手優秀研究助成の公募
基礎工学研究科未来研究ラボシステムの「環境エネルギーラボ」では、本年度も環境エネルギーをキーワードとする研究課題に取り組んでいる若手研究者(博士後期課程の院生)を支援する目的で、標記の助成活動を行っています。支援を希望する院生は、下記期日までに環境エネルギーラボに申請書を提出して下さい。
提出書類:環境エネルギーラボ若手研究助成申請書(氏名・連絡先・学年・研究室・研究課題・研究概略・補助金使途計画・推薦者を記載)
※形式自由A4サイズ1ページ添付ファイルにて
申請資格:本研究科の後期課程に所属し、他の研究助成を受けていない個人
提出期限:平成17年8月19日(金)
提出先:環境エネルギーラボ事務局(noda@cheng.es.osaka-u.ac.jp)
推薦者:原則として指導教官(環境エネルギーラボに所属する)
支援期間: 平成18年3月末まで
採用予定件数:年間2-3件
助成金額:1件当たり、30-50万円
助成金の使途:研究機器などの備品、消耗品、旅費など
審査方法:書類審査、ヒヤリング
報告義務:研究成果報告書の提出
基礎工学研究科・未来研究ラボシステム
環境エネルギーラボ長 大垣 一成
昨年度実績(採択者)4名
渋谷 明 /(電子光科学領域・D3)/
自然超格子構造を有する新規ビスマス層状構造強誘電体薄膜の創成
原田 史子 /(社会システム数理領域・D1)/
電気エネルギーの節約を考慮したリアルタイムシステムのQoS制御の開発
齋藤 直哉 /(化学工学領域・D1)/
選択的物質変換を目指した新規ナノ細孔光触媒の開発
竹家 啓 /(化学工学領域・D1)/
ガスハイドレートに対する放射線照射効果とその応用
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◎平成17年度 環境エネルギーラボ・シリーズセミナー
今年度は「水を科学・活用・循環する環境・エネルギー科学技術」
を主題としてシリーズセミナーを構成いたしました。
聴講を歓迎いたします。
場所:基礎工学部Σホール 
時間:いずれも10:30 ー12:00
<日程>
6月 7日(火) 武田 真一 先生
「磁気を活用した環境浄化技術」
磁気分離による廃水処理技術と、その発展版のひとつである
「磁気タゲッティング(磁気を用いたドラッグデリバリシステム)」や
磁気を用いた新しい計測や機能材料開発などの話を紹介する。
6月14日(火) 福住 俊一 先生
「電子移動過程の組織化とエネルギー変換システム」
生体系では電子移動過程を高次に組織化することにより
効率的なエネルギー変換系が行われている。
本講議では電子移動の基礎から応用まで、生体系における
高次に組織化された電子移動過程を分子レベルで再現して
応用した最新の研究成果を中心に紹介する。
6月21日(火) 和田 雄二 先生
「マイクロ波化学を利用した新しい
物質製造プロセス創成を目指して」
マイクロ波加熱は、家庭用の電子レンジだけでなく、ゴム加硫、
茶葉乾燥、殺菌、癌治療等に広く応用されている。
これを化学反応の促進に使えることがここ20年で明らかになってきた。
マイクロ波照射下の化学反応では、1000倍の速度促進や
触媒無しで反応が進むなどの新しい発見も生まれている。
今世紀の物質製造プロセスの旗手として、省エネルギー型の
コンパクトな物質製造プロセスをマイクロ波化学を利用して
創成する挑戦を紹介する。
6月28日(火) 荻 博次 先生
「音波による有害物質の分解」
キーワードは,「音」と「泡」と「光」と「汚水処理」である。
周波数の高い粗密音波である超音波を水中に入射すると水中には
非常に短い周期で負圧・正圧が繰り返し発生する。
負圧の際に生じた気泡は正圧により瞬間的に圧壊されるため,
気泡の中心温度は5千度を超え,圧力は千気圧を上回る。
この高温環境下では気泡内の気体の電離・解離も起こり気泡は
紫外光を発することもある.超高温環境と気泡が放つ紫外光により,
水中有機物の分解を行うことができる。
7月 5日(火) 池 道彦 先生
「植物と微生物の共生作用を利用する水質浄化法」
汚染河川や湖沼などの水域を現場で浄化し、健全な水環境を
とりもどす手法としての植生浄化法=水生植物を利用した
水質浄化法の現状と技術開発の方向性について紹介する。
特に、新しいターゲットして植物根圏における微生物との共生作用を
利用した有害化学物質の分解・除去に焦点を当てる。
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