分子集合系計算科学セミナーを 11/18 に開催

題目:生体分子反応・拡散過程の実効的シミュレート手法の開発と応用
講師:栗崎以久男(早稲田大学理工学術院)

日時:11月18日(金)16:00ー
場所:ハイブリッド開催(大阪大学豊中キャンパス基礎工学研究棟講義室B205,Zoom)

要旨:生命現象の物質的実体は生体分子集団の離合集散と化学変化と考えられる。これまで我々は、その素過程である生体分子認識過程及びその制御機構に注目、多数の生体分子が局在・共存する分子夾雑環境の効果も視野に入れつつ、物理化学メカニズムの解明に取り組んできた。そこで、ATPによるタンパク質凝集体溶解に対するメカニズムの検証を端緒として、生化学反応による化学変化と多量体複合体の形成過程を実効的に取り扱うシミュレーション手法を開発した。本セミナーでは、上記手法の開発を通して行った (1) GTP加水分解反応に伴う仕事生成過程、(2) 多量体タンパク質の解離順序予測に関する研究を紹介する。
===

世話人:笠原健人(大阪大),石井良樹(兵庫県立大)
分子集合系計算科学セミナーHP: https://sites.google.com/view/bunsisyugo/