松林教授を責任者とする「富岳」成果創出加速プログラムの課題「環境適合型機能性化学品」が開始

課題名:環境適合型機能性化学品

研究概要:SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)が国連主導で設定されるなど、環境問題への対応が産業競争力の強化への必須の要件となっている。本課題では、付加価値額が全産業の約1割を占める化学産業で中核をなしているポリマー材料の環境適合化を目指す。環境の改善に資する分離膜の高度化、機能性材料における環境リスク成分の使用削減、そして、バイオ由来樹脂の機能強化のために、全原子MDシミュレーションと自由エネルギー計算を行い有用なポリマー構造を探索する。また、樹脂/金属界面を QM/MM計算で解析し、自動車産業の競争力強化に重要なマルチマテリアル化の促進に貢献する。