研究概要

反応による物質の生成や構造の変化、またそれに伴うエネルギーのやりとりは、化学プロセスだけでなく自然や生体内のどこにでも見られる現象です。 それらは、あるときには分子のスケールで、またあるときはそれに比べて一億倍から一兆倍もの大きなスケールでダイナミックな変化を示し、その変化 時空間パターンは、秩序、無秩序あるいはカオス的と様々です。当研究グループでは、混合・反応・分離場における物質の拡散・泳動・対流輸送ならび にそれに伴う各種エネルギーのやりとりを含む動的過程を、個々の現象のスケールや変化のパターンの特異性も考慮に入れて解析し、現象のメカニズムの 統一的把握とその可制御性に関する研究を行っています。