研究業績

2017

  1. Shinji Sakai, Yusuke Yamamoto, Gantumur Enkhtuul, Kohei Ueda, Kenichi Arai, Masahito Taya and Makoto Nakamura, Inkjetting plus Peroxidase-Mediated Hydrogelation Produces Cell-Laden, Cell-Sized Particles with Suitable Characters for Individual Applications, Macromolecular Bioscience, 17, 1600416 (2017).
    インクジェット法と西洋わさび由来ペルオキシダーゼによる酵素反応によるゲル形成を組み合わせることで、細胞を包括した細胞とほぼ同じ大きさのゲル粒子を、用途に応じたさまざまな材料から水溶液を水溶液に滴下するだけの簡単なプロセスで作製できる方法の開発に成功しました。
  2. Yoshihiro Ojima, Thivagaran Mohanadas, Kosei Kitamura, Shota Nunogami, Reiki Yajima, Masahito Taya: Deletion of degQ gene enhances outer membrane vesicle production of Shewanella oneidensis cells, Arch Microbiol, 199(3):415-423(2017).
    微生物燃料電池のモデル微生物であるシェワネラ菌のdegQ遺伝子がセリンプロテアーゼをコードすること、またdegQ遺伝子の欠損によりペリプラズムにタンパク質が蓄積されることで、メンブランベシクルと呼ばれる細胞外小胞の産生が促進されることを明らかにしました。
  3. Mehdi Khanmohammadi, Shinji Sakai, Masahito Taya; Impact of immobilizing of low molecular weight hyaluronic acid within gelatin-based hydrogel through enzymatic reaction on behavior of enclosed endothelial cells, International Journal of Biological Macromolecules, vol.97, p.308-316, 2017.
    低分子量化したヒアルロン酸を酵素反応を用いてゲルに固定すると、そのゲルの中で血管内皮細胞の遊走性などの細胞挙動が変化することを見いだしたものです。
  4. Yang Liu, Yoshihiro Ojima, Masanobu Horie, Eiji Nagamori, Hideaki Fujita; Design and fabrication of devices for investigating cell-sheet stretch, BioChip J, p.1-7, 2017.
    細胞シートを引っ張るデバイスの開発に関するものです。
  5. Gantumur Enkhtuul, Shinji Sakai, Masaki Nakahata, Masahito Taya; Cytocompatible enzymatic hydrogelation mediated by glucose and cysteine residues, ACS Macro Letters, vol.6, p.485-488, 2017.
    フェノール性水酸基を修飾した高分子と西洋わさび由来ペルオキシダーゼ、グルコースの三種類を混合するだけで系をゲル化できる新しいゲル化方法を発見しました。得られたゲル内で細胞の培養が可能であることも示されており、今後の応用が期待される成果です。
  6. Mehdi Khanmohammadi, Shinji Sakai, Masahito Taya; Fabrication of single and bundled filament-like tissues using biodegradable hyaluronic acid-based hollow hydrogel fibers, International Journal of Biological Macromolecules, vol.104, p.204-212, 2017.
    ヒアルロン酸から細胞の生存を損なわずに中空構造のヒドロゲルファイバーを作製することに成功し、そのなかで細胞を繊維状に育てました。また、ファイバーの表面を他の細胞で覆ったあとに、ファイバーを分解することで、別の細胞で覆われた細胞繊維を作ることにも成功しました。さらに、ヒアルロン酸ヒドロゲルファイバーの束を作製し、細胞を育てたあとに分解することで、細胞繊維が束状になった組織を作り出すことにも成功しました。人工的な筋肉組織の構築などへの利用が期待できる技術です。
  7. Yasuhiro Shiraishi, Naoto Hayashi, Masaki Nakahata, Shinji Sakai, Takayuki Hirai;Naphthalimide-coumarin conjugate: Ratiometric fluorescent receptor for self-calibrating quantification of cyanide anion in cells, RSC Advances, vol.7, p.32304-32309, 2017.
    細胞中のシアン化物イオンのレシオメトリック検出に利用できるプローブ分子に関する平井研究室との研究成果です。
  8. Marcel Hörning#, Masaki Nakahata#, Philipp Linke, Akihisa Yamamoto, Mariam Veschgini, Stefan Kaufmann, Yoshinori Takashima, Akira Harada, Motomu Tanaka; Dynamic Mechano-Regulation of Myoblast Cells on Supramolecular Hydrogels Cross-Linked by Reversible Host-Guest Interactions, Sci Rep, in press, 2017.[#co-first author]
    可逆的な相互作用によって架橋されたヒドロゲル上での細胞の動的制御に関する、阪大理学研究科、ハイデルベルク大、京大との国際共同研究成果です。
  9. Yoshihiro Ojima, Kyota Yamaguchi, Masahito Taya; Quantitative evaluation of recombinant protein packaged into outer membrane vesicles of Escherichia coli cells, Biotech Prog, in press, 2017.
    GFPと外膜タンパク質OmpWの融合タンパク質を大腸菌の外膜小胞(OMVs)上に発現させ、欠損株間での融合タンパク質の提示効率や細胞外への分泌効率を定量的に比較しました。
  10. Yoshihiro Ojima, Shota Nunogami, Masayuki Azuma, Masahito Taya; Displaying a recombinant protein on flocs self-produced by Escherichia coli through fused expression with elongation factor Ts, Enzyme Microb Technol, in press, 2017.
    自発的に形成する大腸菌フロックの主構成タンパク質であるTsfに、緑色蛍光タンパク質GFPを融合発現させることで、大腸菌フロック上に組換えタンパク質を提示可能であることを明らかにしました。

2016

  1. Mehdi Khanmohammadi, Shinji Sakai, Tomoaki Ashida, Masahito Taya; Production of hyaluronic acid-based cell-enclosing microparticles and microcapsules via enzymatic reaction using a microfluidic system, Journal of Applied Polymer Science, vol.133, 43107(8pages), 2016.
    ヒアルロン酸は再生医療、組織工学の分野で生体適合性の高さから非常に有用な材料ですが、動物細胞に穏和な操作で細胞を含むゲルビーズやマイクロカプセルを作ることはこれまで困難でした。本研究では、これをマイクロ流路と酵素反応による高分子の架橋を利用して実現したものです。
  2. Tomoaki Ashida, Shinji Sakai and Masahito Taya,Propagation of human iPS cells in alginate-based microcapsules prepared using horseradish peroxidase- and catalase-catalyzed reactions, Artificial Cells, Nanomedicine and Biotechnology, vol.44, No.6, p.1406-1409, 2016.
    .ペルオキシダーゼとカタラーゼという共に過酸化水素を消費しながら反応を触媒する酵素を同時に使用することで中空構造を有するマイクロカプセルが作製可能であることをこれまでに報告してきました(Biotechnol Prog Vol.29, p.1528, 2014)。本論文では、ヒトiPS細胞をその内部に包括した場合の増殖および未分化性の維持に関して明らかにしました。
  3. Kazuhisa Tomita, Shinji Sakai, Mehdi Khanmohammadi, Takayuki Yamochi, Shu Hashimoto, Masayuki Anzai, Yoshiharu Morimoto, Masahito Taya,Yoshihiko Hosoi; Cryopreservation of a small number of human sperm using enzymatically fabricated, hollow hyaluronan microcapsules, Journal of Assisted Reproduction and Genetics, vol.33, No.4, p.501-5011, 2016.
    精子の数が極めて少ない患者より採取される精子を凍結し使用する顕微授精においては、顕微鏡下での作業に多くの時間が掛かります。本研究では、既存の顕微授精システムをそのまま利用可能かつハンドリング、精子の回収性などに優れた、その内部に精子を保存可能な中空ヒアルロン酸カプセルを開発しました。
  4. Yang Liu, Shinji Sakai, Masahito Taya; Engineering tissues with a perfusable vessel-like network using endothelialized alginate hydrogel fiber and spheroid-enclosing microcapsules, Heliyon, vol.2, e00067, 2016.
    厚みのある三次元組織を生体外で作製する上で、細胞のライフラインとなる血管網様構造の付与は不可欠であり、世界中でそれに挑戦する研究がされています。本研究では、血管内皮細胞で覆われたヒドロゲルファイバーと、臓器細胞を含むカプセルを使って、組織全体に培養液を送達可能な、組織体を作製するための新しい方法を開発しました。
  5. Yoshihiro Ojima, Shotaro Takeda, Masahito Taya, Floc formation of ethanol producing /Escherichia coli/ KO11 cells and its application to repeated batch operation, J Chem Eng Jpn, vol.49, No.8, 793-798, 2016.
    以前に報告した、大腸菌に自発的にフロックを形成される手法(AEM, vol.81(74), p.5900-5906, 2015)を用いて、エタノール生産大腸菌であるKO11 にフロックを形成させ、細胞の沈降濃縮操作を利用した連続回分エタノール生産 の有効性を実証しました。
  6. Kenichi Arai, Yoshinari Tsukamoto, Hirotoshi Yoshida, Hidetoshi Sanae, Tanveer Ahmad Mir, Shinji Sakai, Toshiko Yoshida, Motonori Okabe, Toshio Nikaido, Masahito Taya, Makoto Nakamura; The development of cell-adhesive hydrogel for 3D printing, International Journal of Bioprinting, vol.2, No.2, p.153-162, 2016.
    我々は酵素反応でゲル化する材料について材料の開発からその有用性の評価まで行ってきました。本成果は、バイオプリンティング用材料としての酵素酵素架橋ゲルの有用性を、バイオプリンティング分野の著名な研究者である富山大学の中村真人教授の研究グループとともに報告したものです。
  7. Ali Baradar Khoshfetrat, Mehdi Khanmohammadi, Shinji Sakai, Masahito Taya; Enzymatically-gellable galactosylated chitosan: Hydrogel characteristics and hepatic cell behavior, International Journal of Biological Macromolecules, vol.92, p.892-899, 2016.
    組織工学分野で多くの検討が行われているキトサンに対してフェノール性水酸基とガラクトース基を修飾したものを酵素反応でゲル化させたヒドロゲルは、肝細胞の機能発現を導く基材となることを、Sahand University of Technology(イラン)のProf. Ali Baradar Khoshfetratとの共同研究の成果として報告したものです。
  8. Yoshihiro Ojima, Shota Nunogami, Masahito Taya: Antibiofilm effect of warfarin on the biofilm formation of Escherichia coli promoted by antimicrobial treatment,J. Glob. Antimicrob. Resist, 7,102–105, 2016.
    血液の抗凝固剤であるワルファリンに、抗生物質への暴露によって促進された 大腸菌のバイオフィルム形成を抑制する働きがあることを明らかにしました。
  9. Shinji Sakai, Koujiro Nomura, Kei Mochizuki, Masahito Taya: Anchoring PEG-oleate to cell membrane stimulates reactive oxygen species production, Colloids and Surfaces B: Biointerfaces, vol.147,p.336-342, 2016.
    細胞膜にオレイル基が挿入されることにより、細胞表面にさまざまな物質を固定化したり、細胞を基材に固定化できるBiocompatible anchor for cell membrane (BAM)を適用すると細胞の活性酸素産生が活性化することを見いだしました。ただし、同時に活性酸素の放出を一時的に促進しても、細胞の生存や増殖に影響はないことを線維芽細胞、ヒト肝がん由来細胞、血管内皮細胞において確認しています。活性酸素が関与する諸現象には注意を払う必要があるかもしれないことを報告しています。
  10. Shin-ya Furukawa, Gaku Hattori, Shinji Sakai, Noriho Kamiya: Highly efficient and low toxic skin penetrants composed of amino acid ionic liquids, RSC Advances, No.6, p.87753-87755, 2016.
    さまざまな用途への展開が行われているイオン液体ですが、我々は、アミノ酸エステルを高生体適合性のカチオンとし、薬理活性を持つ物質をアニオンとするイオン液体が著しく経皮での薬物送達を促進することを見いだしました。

Review article

  1. Retno Wahyu Nurhayati, Yoshihiro Ojima, Masahito Taya; Recent Developments in ex vivo Platelet Production, Cytotechnology, No.86, p.2211-2221, 2016.
    Retno特任助教のReviewがCytotechnology誌にアクセプトされました. 血小板製剤の製造は長らく輸血に頼っており,少子高齢化の到来と共に高まる需要に対して,生体外での血小板生産が求められています.本Reviewは,生体外での血小板生産に関する最新の動向をまとめたものです.
  2. Takayuki Takei, Shinji Sakai, Masahiro Yoshida; In vitro formation of vascular-like networks using hydrogels, Journal of Bioscience and Bioengineering, No.122, p.519-527, 2016.
    生体外における3次元組織構築において問題であり続けているのが、個々の細胞のライフラインとなる生体にある血管網と同等の流路の構築です。本レビューでは、我々のグループより発表した最近の成果も含めた、ヒドロゲルを使った最新の血管様流路作製研究を紹介しています。

2015

  1. Shinji Sakai, Yang Liu, Mikako Sengoku and Masahito Taya:Cell-selective encapsulation in hydrogel sheaths via biospecific identification and biochemical cross-linking, Biomaterials, vol.53, p.494-501, 2015.
    細胞包括カプセルは50年以上検討が行われてきましたがこれまでの方法は系内の細胞を全てカプセルに包括してしまう方法でした。これに対して、世界ではじめて系のなかに存在する細胞のうち、特定の細胞だけを選択的にゲル粒子に包括する方法を開発しました。特定の細胞の分離や刺激の付与などさまざまな用途での利用が期待される技術です。国内・国際特許を出願しています。
  2. Tomoaki Ashida, Shinji Sakai and Masahito Taya: Characteristics of Duplex Microcapsules Prepared from an Alginate-Derivative Polymer via Horseradish Peroxidase- and Catalase-Catalyzed Reactions, J Chem Eng Jpn, vol.48, No.7, p.588-591, 2015.
    ペルオキシダーゼとカタラーゼによるH2O2を競合的に消費しあう酵素反応を利用して作製される中空カプセルのアルギン酸ゲル皮膜の物質透過性、強度などの物性を明らかにした論文です。
  3. Retno Wahyu Nurhayati, Yoshihiro Ojima and Masahito Taya, BMS-777607 Promotes Megakaryocytic Differentiation and Induces Polyploidization in the CHRF-288-11 Cells, Human Cell, Vol. 28, pp.65-72, 2015.
    白血病細胞株であるCHRF細胞に対して,マルチキナーゼ阻害剤BMS-777607を暴露することで顕著な増殖抑制が引き起こされると同時に,高倍数化や巨核球分化の表面マーカーの発現が誘導されることを明らかにしました.また,得られる血小板様体のサイズや表面マーカーの発現量も増大することがわかりました.BMS-777607は,新規な血液がん抑制剤としての利用も期待されます.
  4. Yoshihiro Ojima, Asep Suparman, Minh Hong Nguyen, Makiko Sakka, Kazuo Sakka, and Masahito Taya: Exopolysaccharide assay in Escherichia coli microcolonies using a cleavable fusion protein of GFP-labeled carbohydrate-binding module, Journal of Microbiological Methods, Vol. 114, pp.75-77, 2015.
    昨年発表したバイオフィルム多糖を検出する蛍光タンパク質GFP-CBM3について(JBB, 118, 400-405, 2014),大腸菌の微小コロニー多糖へ結合した後に,融合タンパク質のリンカー部分を部位特異的に切断し遊離したGFPの蛍光強度を測定することで,微小コロニー多糖量の相対的な評価が可能であることを示しました.本研究は,三重大学との共同研究により行われました.
  5. Shinji Sakai, Kazuya Inamoto, Tomoaki Ashida, Ryo Takamura, Masahito Taya:Cancer stem cell marker-expressing cell-rich spheroid fabrication from PANC-1 cells using alginate microcapsules with spherical cavities templated by gelatin microparticles, Biotechnology Progress, Vol.31, pp.1071-1076, 2015.
    中空マイクロカプセル内で増殖させて組織体をつくらせたヒトすい臓ガン由来細胞は、近年注目が高まっているガン幹細胞様のマーカーを発現する細胞を多く含むことを明らかにしました。また、その状態で液体窒素中に長期間保存し、必要な時に解凍して使用できることも明らかにしました。抗がん剤の開発時の評価ツールとしての発展が期待される成果です。
  6. Koichi Sawada, Shinji Sakai, Masahito Taya: Electrochemical recycling of gold nanofibrous membrane as an enzyme immobilizing carrier, Chemical Engineering Journal, vol.280, p.558-563, 2015.
    静電紡糸不織布は多孔質な酵素固定化担体として数多くの研究が行われていますが,静電紡糸不織布は生産性が低いため,酵素が失活する時点において廃棄しなければいけない工業応用は経済的観点から困難であるという問題がありました.本研究では,金表面に形成される自己組織化チオール膜の電気化学的還元脱離を利用することにより,静電紡糸不織布をリサイクルする技術を開発しました.
  7. Yoshihiro Ojima, Minh Hong Nguyen, Reiki Yajima, Masahito Taya: Flocculation of Escherichia coli Cells in Association with Enhanced Production of Outer Membrane Vesicles, Applied and Environmental Microbiology, vol. 81(17), pp.5900-5906, 2015.
    メンブランベシクルとは,グラム陰性細菌の外膜の一部が遊離し産生される直径20-250 nm程の細胞外小胞で,微生物の生態における役割が注目されています.本研究では,大腸菌の集合体であるフロックの自発的な形成とメンブランベシクルの産生量に強い相関があることを初めて明らかにしました.
  8. Shinji Sakai, Kohei Ueda, Masahito Taya: Peritoneal adhesion prevention by a biodegradable hyaluronic acid-based hydrogel formed in situ through a cascade enzyme reaction initiated by contact with body fluid on tissue surfaces,Acta Biomaterialia vol.24, pp.152-158 (2015).
    独自に開発した体液と接触するとゲルが形成する酵素のカスケード反応を利用して、傷ついた臓器や組織表面にヒアルロン酸ゲルを形成させることに成功し、これにより癒着防止が可能であることを実証しました。

2014

  1. Retno Wahyu Nurhayati, Yoshihiro Ojima, Saori Kitatsuji, Prayoga Suryadarma and Masahito Taya: An aerobic formate-utilizing bacterium,Cupriavidus sp., isolated from activated sludge of waste water treatment, Ann. Microbiol., vol.64, p.869-873, 2014.
    下水処理場の活性汚泥から新規なギ酸資化菌を単離しました.環境バイオテクノロジー分野への応用が期待されます.
  2. Shinji Sakai, Tomoaki Ashida, Shotaro Ogino, Masahito Taya: Horseradish peroxidase-mediated encapsulation of mammalian cells in hydrogel particles by dropping, Journal of Microencapsulation, vol.31, p.100-104, 2014.
    これまでに西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼの酵素反応を用いて細胞を包括した球状ゲル粒子をw/oエマルションを経て作製する研究を行ってきましたが、酵素濃度などを最適化することにより、高分子水溶液を微量の過酸化水素を含む水溶液中に滴下するだけで簡単にゲルビーズを作製できる条件を見出しました。油を使用しない簡単な方法です。動物細胞も得られるゲルビーズの中で生存・増殖することができました。
  3. Yoshihiro Ojima, Nahoko Matsuo, Asep Suparman, Prayoga Suryadarma, Masahito Taya: Altered redox status in Escherichia coli cells enhances pyruvate production in pH-adjusting culture with a fermenter, Bioprocess and Biosystems Engineering, vol.37, p.337-381, 2014.
    Biotechnology Letters誌で発表した大腸菌の酸化還元制御によるフラスコ培養でのピルビン酸生産について(Biotech Lett, 34(5), 889-893, 2012),ジャーファーメンターを用いて酸素供給量,pHの制御を行いながら培養することで,より高いピルビン酸濃度と収率を得ることに成功しました.
  4. 峯 浩二,宇治田吾朗,田谷正仁:"チューベローズ(Polianthes tuberosa)カルス培養液からの多糖類のろ過分離・回収-工業スケール運転に向けた操作指針の検討-", 化学工学論文集,40巻, 2号, pp.119-124, 2014.
  5. Mee-Hae Kim, Yuuki Ogawa, Koji Yamada, Masahito Taya and Masahiro Kino-oka:“Directed differentiation of human mesenchymal stem cells toward a cardiomyogenic fate commitment through formation of cell aggregates”, Biochem. Eng. J., Vol.84 (March issue), pp.53-58, 2014.
    幹細胞の未分化維持・分化制御を生物化学工学的観点から実施し,デンドリマー培養面にて細胞形態ならびに遊走挙動を制御することにより,Rhoファミリー低分子量Gタンパクの発現パターンを変化させ,内在的分化シグナルを導き出す新規な分化誘導技術を提案しました.
  6. Minh Hong Nguyen, Yoshihiro Ojima, Masahito Taya: Enhanced colonization of rpoS-deficient Escherichia coli cells on solid surfaces by reinforced csgA gene expression, Biocontrol Science, vol.19, p.147-150, 2014.
    大腸菌のrpoS欠損株において,カーリー線毛をコードするcsgA遺伝子を導入することで,野生株に導入するよりも強固な固体表面でのコロニー形成が誘導されることを明らかにしました.
  7. Koichi Sawada, Shinji Sakai, and Masahito Taya: Polyacrylonitrile-based electrospun nanofibers carrying gold nanoparticles in situ formed by photochemical assembly, Journal of Materials Science, Vol.49, pp.4595-4600, 2014.
    塩化金酸とポリアクリロニトリル(PAN)の混合溶液を静電紡糸法によりナノファイバー化し,紫外線を照射することで金ナノ粒子を繊維上に形成することができます.本研究では,形成した金ナノ粒子を4-ニトロフェノールの還元反応に適用し,触媒として機能することを示しました.また紡糸溶液中の塩化金の濃度と紫外線照射時間を制御し,形成される粒子の粒子径と触媒活性への影響を明らかにしました.
  8. Minh Hong Nguyen, Yoshihiro Ojima, Makiko Sakka, Kazuo Sakka, and Masahito Taya: Probing of exopolysaccharides with GFP-labeled carbohydrate-binding module in Escherichia coli biofilms and flocs induced by bcsB overexpression, J Biosci Bioeng, vol.118, p.400-405, 2014.
    Paenibacillus curdlanolysticus由来のcarbohydrate-binding module3(CBM3)とGFPを融合した蛍光タンパク質GFP-CBM3を作製し,大腸菌のバイオフィルムに含まれる多糖を検出可能であることを報告しました.また大腸菌のセルロース生合成関連遺伝子bcsBを過剰発現することでバイオフィルム形成量が増加し,その様子もGFP-CBM3を用いて観察できることを示しました.本研究は三重大学との共同研究により行われました.
  9. Yoshihiro Ojima, Teruyoshi Kawata, Nahoko Matsuo, Yosuke Nishinoue, Masahito Taya: Recovery of electric energy from formate by using a recombinant strain of Escherichia coli, Bioproc Biosyst Eng, vol.37, p.2005-2008, 2014.
    fdh遺伝子を導入した大腸菌を用いることで,メディエーターを介したギ酸からの電気エネルギー生産に成功し,さらに反応条件等の検討を行いました.
  10. Tomoaki Ashida, Yoshihiro Ojima, Shinji Sakai, Makiko Sakka, Kazuo Sakka, Koei Kawakami and Masahito Taya, Designing of fusion protein with carbohydrate-binding module with affinity to enzymatically gellable carboxymethylcellulose derivative hydrogel, J Chem Eng Jpn, vol.47(11), pp.835-840, 2014.
    Clostridium thermocellum由来のcarbohydrate-binding module30 (CBM30)とGFPを融合した蛍光タンパク質GFP-CBM30は,西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼの酵素反応を用いて作製したカルボキシメチルセルロース誘導体(CMC-Ph)ゲルビーズに、特異的に吸着し、血清含有培地中でも維持されることを報告しました。このCBM30融合タンパク質が、CMC-Phゲルの機能性を付与するためのツールとなる可能性を示しました
  11. Koichi Sawada, Shinji Sakai, Masahito Taya, Fabrication of ultrafine carbon fibers possessing a nanoporous structure from electrospun polyvinyl alcohol fibers containing silica nanoparticles, J. Nanomater., Vol. 2014, Article ID 487943, 6 pages, 2014. doi:10.1155/2014/487943. 
    静電紡糸法とアルコールを炭素源とした化学気相成長(CVD)法を組み合わせることにより非常に高い多孔性(比表面積:318 m2/g,メソ細孔容積:1.33 cm3/g,全細孔容積:1.67 cm3/g)と導電性を有する微細な炭素繊維集合体不織布(繊維径約500 nm)の開発に成功しました.酵素などの触媒担体,水質浄化・大気浄化など環境浄化材としての応用などが期待されます.
  12. Shinji Sakai, Mehdi Khanmohammadi, Ali Baradar Khoshfetrat, Masahito Taya; Horseradish peroxidase-catalyzed formation of hydrogels from chitosan and poly(vinyl alcohol) derivatives both possessing phenolic hydroxyl groups, Carbohydrate Polymers, Vol.111, pp.404-409, 2014.
    キトサンとポリビニルアルコールを複合化して得られる材料は、キトサンの有する優れた抗菌性に代表される正に帯電した材料としての特性と、ポリビニルアルコールの有する優れた物理的特性を合わせ持つ材料として、さまざまな方法で作製が試みられています。本研究では、ペルオキシダーゼの酵素反応を用いた複合化を試み、キトサンとポリビニルアルコールの優れた特性を同時に持つヒドロゲルを得ることに成功しました。
  13. Trung Xuan Ngo, Eiji Nagamori, Tatsuya Shimizu, Teruo Okano, Masahito Taya and Masahiro Kino-oka; “In vitro models for angiogenesis research: A review”, Int. J. Tissue Regeneration, Vol.5, No.2, pp.37-45, 2014.
  14. [Selected as ACS Editors' Choice] Shinji Sakai, Masahito Taya; On-cell surface cross-linking of polymer molecules by horseradish peroxidase anchored to cell membrane for individual cell encapsulation in hydrogel sheath, ACS Macro Letters, Vol.3, pp. 972-975, 2014.
    細胞の生存を損なわない方法で細胞表面に固定化した酵素により、細胞表面で選 択的に高分子の架橋形成反応を行わせることで、細胞を一つ一つ別々に高分子薄 膜(厚さ約1マイクロメートル)に包括する新しい方法を開発しました。酵素に 認識、架橋される部分さえ導入できれば様々な材料から皮膜を作製できるため、 細胞治療や細胞の挙動解明などさまざまな応用が期待されます。本論文は、ACS Editor's Choiceに選ばれているため、無料でPDFをダウンロードすることが可能です。
  15. Yang Liu, Shinji Sakai, Shogo Kawa and Masahito Taya; "Identification of Hydrogen Peroxide-Secreting Cells by Cytocompatible Coating with a Hydrogel Membrane", Analytical Chemistry, Vol.86, No.23, pp.11592–11598, 2014.
    これまでに活性酸素を作っている細胞を特定する方法はありましたが、活性酸素を細胞外へ放出し、周囲の細胞に影響をおよぼしている細胞を1細胞レベルで特定する方法はありませんでした。本研究成果は、おそらく世界ではじめて活性酸素の1つである過酸化水素を細胞外へ放出ししている細胞を特定する方法の開発に成功したものです。
  16. Mee-Hae Kim, Yoshiko Sawada, Masahito Taya and Masahiro Kino-oka: “Influence of surface topography on the human epithelial cell response to micropatterned substrates with convex and concave architectures”, J. Biol. Eng., Vol.8, article ID 13, 2014.
  17. Retno Wahyu Nurhayati, Yoshihiro Ojima, Naoki Nomura and Masahito Taya: Promoted megakaryocytic differentiation of K562 cells through oxidative stress caused by near ultraviolet irradiation, Cellular & Molecular Biology Letters, vol.19, p.590-600, 2014.
    白血病細胞株であるK562細胞に対して,近紫外光を照射することで内在性の活性酸素種が増加し,高倍数化や表面マーカーの発現が誘導され,巨核球分化が促進することを明らかにしました.

2013

  1. Eiji Nagamori, Trung Xuan Ngo, Yasunori Takezawa, Yoshiki Sawa, Atsuhiro Saito, Tatsuya Shimizu, Teruo Okano, Masahito Taya and Masahiro Kino-oka: Network formation through active migration of human vascular endothelial cells in a multilayered skeletal myoblast sheet,Biomaterials, Vol.34, No.3, pp.662-668, 2013.
    積層ヒト筋芽細胞(HSMM)シートをヒト血管内皮細胞(HUVEC)上に配置し培養したところ、HUVECの遊走を伴うシート内部でのネット ワーク形成とシート上部への集塊形成が観察されました。三次元観察および画像解析を用いて,積層シート内部におけるHUVECの動的な挙動(遊 走・衝突・連結など)を定量評価し、シート内外への棲み分け機構を明らかにしました。
  2. Yuko Ogushi, Shinji Sakai and Koei Kawakami: Adipose tissue engineering using adipose-derived stem cells enclosed within an injectable carboxymethylcellulose-based hydrogel, J Tissue Eng Regen Med., Vol.7, No.11, pp.884-892, 2013.
    脂肪幹細胞を分散させた多糖高分子溶液を酵素反応を利用して生体内でゲル化させ、ゲル化させた場所で脂肪組織を再生することに成功しました。
  3. Masrina Mohd Nadzir, Masahiro Kino-oka, Katsura Sugawara and Masahito Taya: Modulation of chondrocyte migration and aggregation by insulin-like growth factor-1 in cultured cartilage, Biotechnol Lett, Vol.35, No.2, pp.295-300, 2013.
    軟骨細胞のコラーゲンゲル内3D培養において,インスリン様成長因子1(IGF-1)が,細胞の遊走を抑制し分裂を促進することを示しました.これらの細胞挙動は,Ⅱ型コラーゲン分泌能を有する球形細胞からなる集塊形成と関係づけられることが分かりました.
  4. Minh Hong Nguyen, Yoshihiro Ojima, Teruyoshi Kawata and Masahito Taya:Alternation in colonization behaviors of Escherichia coli cells with rpoS or yggE deficiency on solid surfaces, Biotechnol Bioeng, Vol.110, No.4, pp.1050-1056, 2013.
    大腸菌のrpoS遺伝子とyggE遺伝子の欠損株は,回分培養条件下では野生株と比較しコロニー形成が盛んに行われるのに対し,連続培養条件下ではyggE欠損株のみが高いコロニー形成を示すことを確認しました.この現象を引き起こす理由として,細胞外小器官である線毛が連続培養でのコロニー形成に重要であることを明らかにしました.得られた研究成果は,微生物のコロニー形成を制御する上で有益な情報であると考えています.
  5. Shinji Sakai, Yang Liu and Masahito Taya: Enzymatically-gelled amylopectin-based substrates enable on-demand harvesting cells with preserving cell-to-cell connection using saliva, J Biosci Bioeng, Vol.115, No.4, pp.462-465, 2013.
    Journal of Materials Chemistry誌に発表した酵素反応によりゲル化するアミロペクチン誘導体ゲル(J Mater Chem 22: 1944-1949, 2012)を動物培養細胞担体として利用すると、患者本人の唾液をつかって移植用の細胞シートを作製できることを見出しました。おそらく、唾液をつかって組織工学を行うというアプローチは世界ではじめての試みです。
  6. [Selected as "Featured article in the issue" & "One of four newsworthy papers of IOP Publishing in the week"] Shinji Sakai, Yang Liu, Emma Jane Mah and Masahito Taya: Horseradish Peroxidase/Catalase-mediated Cell-laden Alginate-based Hydrogel Tube Production in Two-phase Coaxial Flow of Aqueous Solutions for Filament-like Tissues Fabrication, Biofabrication, Vol.5, No.1, 015012 (8pp), 2013.
    過酸化水素を消費して進行する西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼの反応により各種高分子水溶液がゲル化します。このゲル化の際に同様に過酸化水素を酸素と水に分解するカタラーゼを共存させることで、中空状のゲルファイバーを従来法よりも簡単な装置で作製する方法を開発しました。また、この方法を用いることでひも状の組織体を作製することに成功しました。
  7. Daisuke Kondo, Yoichiro Ogino, Yasunori Ayukawa, Yasuko Moriyama, Shinji Sakai, Koei Kawakami and Kiyoshi Koyano: Bone regeneration of tibia defects in rats with enzymatic hydrogelation of gelatin derivative and recombinant human platelet-derived growth factor-BB complex, International Journal of Oral & Maxillofacial Implants, Vol.28, No.5, pp.1377-1385, 2013.
    九州大学歯学部の口腔機能修復学講座との共同研究成果です。ラットの頸骨欠損部位に西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼの反応によりゲル化するゼラチン誘導体とヒト組み換え血小板由来成長因子を複合化したゲルを形成させると、欠損部位において骨再生が促進されることを明らかにしました。
  8. Yang Liu, Shinji Sakai and Masahito Taya: Impact of the composition of alginate and gelatin derivatives in bio-conjugated hydrogels on the fabrication of cell sheets and spherical tissues with living cell sheaths, Acta Biomaterialia, Vol.9, No. 5, pp.6616-6623, 2013.
    アルギン酸とゼラチンを酵素反応を経て架橋・ゲル化させる手法において、各成分の配合比は、細胞の接着性やゲルの分解性に影響を与えます。そこで、細胞シート作製および他の細胞層でラッピングされた球状組織体を作製するための、それらの最適な配合比に関して明らかにしました。再生医療に向けた組織工学分野に寄与できる成果です。
  9. Sho Shinohara, Takanori Kihara, Shinji Sakai, Michiya Matsusaki, Mitsuru Akashi, Masahito Taya and Jun Miyake: Fabrication of in vitro three-dimensional multilayered blood vessel model using human endothelial and smooth muscle cells and high-strength PEG hydrogel, Journal of Bioscience and Bioengineering, Vol.116, pp.231-234, 2013.
    ポリエチレングルリコールのハイドロゲル内部に血管内皮細胞と平滑筋細胞からなる血管様流路組織を作製する方法に関するものです。
  10. Shinji Sakai, Shogo Kawa, Koichi Sawada and Masahito Taya: Electrospun polystyrene fiber-templating ultrafine gold hollow fiber production, Gold Bulletin, Vol.46, pp.97-101, 2013.
    静電紡糸法により得られる高分子ファイバーを鋳型として、膜厚約200 nm、直径約1マイクロメートルという非常に細い金の中空ファイバーを作製することに成功しました。
  11. Trung Xuan Ngo, Eiji Nagamori, Tetsutaro Kikuchi, Tatsuya Shimizu, Teruo Okano, Masahito Taya and Masahiro Kino-oka: Endothelial cell behavior inside myoblast sheets with different thickness, Biotechnol. lett. Vol.35, No.7, pp.1001-1008, 2013.
    異なる層数のヒト筋芽細胞シートを,ヒト血管内皮細胞(HUVEC)上に配置し共培養したところ、HUVECの異なる形状・集塊形成・局在が観察されました.この挙動をタイムラプス共焦点顕微鏡観察で動的に明らかにしました。
  12. 峯 浩二, 宇治田吾朗, 田谷正仁:“チューベローズ(Polianthes tuberosa)カルス培養液からの細胞外多糖の沈殿分離に及ぼす有機溶媒および無機塩の添加効果”, 化学工学論文集,39巻, 4号, pp.363-367, 2013.
    化粧品用基剤として利用価値が高い酸性多糖(TPS)を植物細胞培養により生産し,その培養液上清から有機溶媒添加によりTPSを効率的に沈殿回収する手法を検討しました.本研究で得られた条件により,TPSの構造を維持しながら,主な夾雑物を許容濃度以下に低減できることを示しました.
  13. Yoshihiro Ojima, Mark T Duncan, Retno W Nurhayati, Masahito Taya, William M Miller: Synergistic effect of hydrogen peroxide on polyploidization during the megakaryocytic differentiation of K562 leukemia cells by PMA, Experimental Cell Research,  Vol. 319, No. 14, 2205-2215, 2013.
    血液中の血小板を産生するプロセスである巨核球分化において,特に分化誘導初期の高倍数性化に活性酸素種などの酸化ストレスが重要であることを,ヒト細胞株や造血幹細胞を用いて明らかにしました.今後の人工的な血小板生産プロセスの開発に向けて有益な研究成果であると考えています.本研究は,アメリカ・ノースウエスタン大学の研究グループとの共同研究により行われました.
  14. Shinji Sakai, Mika Tsumura, Mitsugu Inoue, Yukinori Koga, Kenji Fukano, Masahito Taya: Polyvinyl alcohol-based hydrogel dressing gellable on wound via co-enzymatic reaction triggered by glucose in the wound exudate, Journal of Materials Chemistry B, Vol.1, No.38, pp.5067-5075, 2013.
    ニチバン株式会社との共同研究の成果です。溶液状態で塗布すると血液・体液中に含まれるグルコースと反応して傷口を覆うゲルを形成する新しいモイストヒーリング創傷被覆剤(絆創膏)を開発しました。グルコースを変換する酵素、変換された物質を使ってゲルを形成させる反応を触媒する酵素を利用したものであり、熱の発生や著しいpHの変化などが起こりません。
  15. 峯 浩二,宇治田吾朗,田谷正仁:“チューベローズ(Polianthes tuberosa)カルス培養液からの多糖類のろ過分離・回収に及ぼす操作因子の影響”,化学工学論文集, 39巻, 6号, pp.520-526, 2013.
  16. Tomoaki Ashida, Shinji Sakai, Masahito Taya: Competing two enzymatic reactions realizing one-step preparation of cell-enclosing duplex microcapsules, Biotechnol Prog, Vol.29, No.6, pp.1528-1534, 2013.
    いずれも過酸化水素を消費しながら進行する反応を触媒する酵素である西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼとカタラーゼを同時に作用させて1工程で細胞包括中空ヒドロゲルカプセルを作製する方法を開発しました。

2012

  1. Masahiro Kino-oka, Trung Xuan Ngo, Eiji Nagamori, Yasunori Takezawa, Yasuki Miyake, Yoshiki Sawa, Atsuhiro Saito, Tatsuya Shimizu, Teruo Okano and Masahito Taya: Evaluation of vertical cell fluidity in a multilayered sheet of skeletal myoblasts, J. Biosci. Bioeng., Vol.113, No.1, pp.128-131, 2012.
  2. Shinji Sakai, Yang Liu, Tomohiro Matsuyama, Koei Kawakami and Masahito Taya : On-demand serum-degradable amylopectin-based in situ gellable hydrogel, J. Mater. Chem., Vol.22, No.5, pp.1944-1949, 2012.
    体液に触れると数分以内に分解するゲルを開発しました。細胞培養に使用される血清などでも簡単に分解する性質を利用して、再生医療・組織工学への応用が期待できます。
  3. Shinji Sakai, Tetsu Yamaguchi, Ryan Anugrah Putra, Rie Watanabe, Masaaki Kawabe, Masahito Taya and Koei Kawakami: Controlling apatite microparticles formation by calcining electrospun sol-gel derived ultrafine silica fibers, J. Sol-Gel Sci. Technol., Vol.61, pp.374-380, 2012.
    静電紡糸法で作製されるシリカナノファイバーをさまざまな温度で焼成するした後に疑似体液に浸すと、さまざまなサイズのアパタイト粒子が真珠のネックレスのように形成することを見出しました。骨再生材料や金ナノ粒子などの触媒担持担体として期待されます。
  4. Shinji Sakai, Kimiko Komatani and Masahito Taya: Glucose-triggered co-enzymatic hydrogelation of aqueous polymer solutions, RSC Adv., Vol.2, No.4, pp.1502-1507, 2012.
    グルコースと接触させることでゲルを形成させる方法を開発しました。特許も出願しました。再生医療用の組織構築への利用が期待されます。
  5. Shinji Sakai, Kazuya Inamoto, Yang Liu, Shinji Tanaka, Shigeki Arii, Masahito Taya: Multicellular tumor spheroid formation in duplex microcapsules for analysis of chemosensitivity, Cancer Sci., Vol.103, pp.549-554, 2012.
    中空構造を有するマイクロカプセルの中で形成させたガン細胞の塊が生体内の腫瘍組織内のガン細胞に似た遺伝子発現をしていることを明らかにしました。また、このガン組織を含むカプセルを液体窒素で数ヶ月間保存できること報告しました。抗ガン剤の開発時のツールとして期待されます。
  6. Yoshihiro Ojima, Prayoga Suryadarma, Kazuki Tsuchida and Masahito Taya: Accumulation of pyruvate by changing the redox status in Escherichia coli, Biotechnol. Lett., Vol.34, No.5, pp.889-893, 2012.
    大腸菌にギ酸デヒドロゲナーゼを遺伝子組換えにより導入することで、細胞内の酸化還元状態を制御しピルビン酸を蓄積させる方法を開発しました。ピルビン酸を前駆体とする様々な有用物質生産への応用が期待されます。
  7. Prayoga Suryadarma, Yoshihiro Ojima, Yuto Fukuda, Naohiro Akamatsu, Masahito Taya: The rpoS deficiency suppresses acetate accumulation in glucose-enriched culture of Escherichia coli under an aerobic condition, Front. Chem. Sci. Eng. Vol.6, No.2, pp.152-157, 2012.
    大腸菌を高グルコース濃度培地で培養した際の副生産物である酢酸が、rpoS遺伝子を欠損することでほとんど副生産されなくなることを明らかにしました。
  8. Shinji Sakai, Koei Kawakami and Masahito Taya: Controlling the diameter of silica nano-fibers derived from sol-gel/electrospinning methods, J Chem Eng Jpn., Vol.45, pp.436-440, 2012.
    静電紡糸法で作製されるシリカナノファイバーの繊維径を制御するための因子を明らかにしました。
  9. Koichi Sawada, Shinji Sakai and Masahito Taya: Enhanced productivity of electrospun polyvinyl alcohol nanofibrous mats using aqueous N, N-dimethylformamide solution and their application to lipase-immobilizing membrane-shaped catalysts, J Biosci Bioeng, Vol.114, No.2, pp.204-8,2012.
    静電紡糸法で容易にナノファイバーを作製できる材料としてポリビニルアルコールがありますが、生産性が低いことが問題でした。これを大幅に改善する方法を開発しました。また、そのナノファイバー中にリパーゼを担持すると繊維状の高性能な触媒として利用できることを明らかにしました。
  10. Shinji Sakai, Hitomi Inagaki, Kazuya Inamoto, Masahito Taya: Wrapping tissues with a pre-established cage-like layer composed of living cells, Biomaterials, Vol.33, pp.6721-7, 2012.
    組織体を生きた細胞でできたカゴのような構造体でラッピングする方法を開発しました。再生医療・組織工学や、薬剤の薬効評価試験への応用が期待される技術です。Biomaterials誌(I.F=7.9)への採択にあたっては、査読者よりCleverな方法であると評価されました。
  11. Masrina Mohd Nadzir, Masahiro Kino-oka, Katsura Sugawara and MasahitoTaya: Effect of preservation conditions of collagen substrate on its fibril formation and rabbit chondrocyte morphology, J Biosci Bioeng, Vol.114, No.3, pp.360-363, 2012.
    コラーゲン繊維の形態が保存時の状態により変化することを明らかにしました。形態の異なるコラーゲン繊維の上で軟骨細胞を培養したところ、繊維の形状により細胞の形態も変化することを見出しました。
  12. Prayoga Suryadarma, Yoshihiro Ojima, Kazuki Tsuchida and Masahito Taya: Design of Escherichia coli cell culture for regulating alanine production under aerobic conditions, J Chem Eng Jpn., Vol.45, No. 8, pp.604-608, 2012.
    好気的な条件において細胞内の酸化還元状態を制御することにより,蓄積させたピルビン酸からアミノ酸であるアラニンへの変換効率を向上させることに成功しました。
  13. Yang Liu, Shinji Sakai and Masahito Taya: Production of endothelial cell-enclosing alginate-based hydrogel fibers with a cell adhesive surface through simultaneous cross-linking by horseradish peroxidase-catalyzed reaction in a hydrodynamic spinning process, J Biosci Bioeng, Vol.114, No.3, pp.353-359, 2012.
    再生医療用の組織作製において重要となる血管類似の組織を作製可能なゲルファイバーをペルオキシダーゼの酵素反応をファイバーの形成とその表面の修飾という2つの反応系に同時に利用することで作製する方法を開発しました。血管内皮細胞と平滑筋細胞の2層からなる組織を作製できます。
  14. Shinji Sakai, Yuping Liu, Rie Watanabe, Masaaki Kawabe, Masahito Taya, Koei Kawakami: An electrospun ultrafine silica fibrous catalyst incorporating an alkyl-silica coating containing lipase for reactions in organic solvents, J Mol Catal B-Enzym, Vol.83, 120-124, 2012.
    静電紡糸法で得られるシリカナノファイバーの表面に疎水性のアルキルシリカで修飾したリパーゼを固定化したところ、アルキル基の効果により植物油からのバイオディーゼル生成反応が促進されることが明らかとなりました。  
  15. Shinji Sakai, Hitomi Inagaki, Yang Liu, Tomohiro Matsuyama, Takanori Kihara, Jun Miyake, Koei Kawakami, Masahito Taya: Rapidly serum-degradable hydrogel templating fabrication of spherical tissues and curved tubular structures, Biotechnol Bioeng, Vol.109, pp.2911-9, 2012.
    通常の細胞培養培地に添加して使用される血清と接触すると速やかに分解して溶液状態になる独自に開発したゲル(J Mater Chem, 22:1944(2012))を使って、ガンの研究や再生医療分野において重要な球状や血管状の組織体を簡単に作製できる方法を開発しました。患者さん本人の血清も使用可能ですので、より安全な組織作製技術となると期待されます。
  16. Yoshihiro Ojima, Kazumi Hakamada, Yosuke Nishinoue, Minh Hong Nguyen, Jun Miyake, Masahito Taya: Motility behavior of rpoS-deficient Escherichia coli analyzed by individual cell tracking, J Biosci Bioeng, Vol.114, No.6, pp.652-656, 2012.
    シンプルな方法により、大腸菌の個別運動速度を測定できることを報告しました。またその結果、大きな運動速度を持つrpoS遺伝子欠損株の各細胞に個体差があることが明らかになりました。  

2011

  1. Shinji Sakai, Kousuke Moriyama and Koei Kawakami: Controlling thermo-reversibility of gelatin gels through peroxidase-catalyzed reaction under mild condition for mammalian cells, J. Biomater. Sci. -Polym. Ed., Vol.22, No.9, pp.1147-1156, 2011.
  2. Shinji Sakai, Sho Ito, Hitomi Inagaki, Keisuke Hirose, Masahito Taya and Koei Kawakami: Cell-enclosing gelatin-based microcapsule production for tissue engineering using a microfluidic flow-focusing system, Biomicrofluidics, No.5, 013402 (7pages).
  3. Shinji Sakai and Koei Kawakami: Development of porous alginate-based scaffolds covalently cross-linked through peroxidase-catalyzed reaction, J. Biomater. Sci. -Polym. Ed., Vol.22, No.18, pp.2407-2416, 2011.
  4. 尾島由紘, 芦田知亮, 楠田綾子, 紀ノ岡正博, 田谷正仁: ヒト角化細胞の細胞寿命の進行に伴う細胞状態の評価指標, 化学工学論文集, vol.37, No.4, pp.351-355, 2011.
  5. Yoshihiro Ojima, Nobuya Shirasaka, Yuto Fukuda, Mizuho Komaki, Masahito Taya: The influence of yggG gene deficiency on the production and assimilation of acetate in Escherichia coli, Ann. Microbiol., Vol.61, No.4, pp.979-983, 2011.
  6. Mee-Hae Kim, Naoki Tsubakino, Shogo Kagita, Masahito Taya and Masahiro Kino-oka: Characterization of spatial cell distribution in multilayer sheet of human keratinocytes through a stereoscopic cell imaging system, J. Biosci. Bioeng., Vol.112, No.3, pp.289-291, 2011.
  7. Masrina Mohd Nadzir, Masahiro Kino-oka, Nao Maruyama, Yasuyuki Sato, Mee-Hae Kim Katsura Sugawara and Masahito Taya: Comprehension of terminal differentiation and dedifferentiation of chondrocytes during passage culture, J. Biosci. Bioeng., Vol.112, No.4, pp.395-401, 2011.
  8. Shohreh Mashayekhan, Mee-Hae Kim, Masahiro Kino-oka, Jun-ichi Miyazaki and Masahito Taya: Embryonic stem cells maintain an undifferentiated state on dendrimer-immobilized surface with D-glucose display, Polymers., Vol.3, No.4, pp.2078-2087, 2011.

2010

  1. Mee-Hae Kim, Masahiro Kino-oka, Atsuhiro Saito, Yoshiki Sawa and Masahito Taya: Myogenic induction of human mesenchymal stem cells by culture on dendrimer- immobilized surface with D-glucose display, J. Biosci. Bioeng, Vol.109, No.1, pp.55-61, 2010.
  2. Mee-Hae Kim, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: Designing culture surfaces based on cell anchoring mechanisms to regulate cell morphologies and functions, Biotechnol. Adv, Vol.28, No.1, pp.7-16, 2010.
  3. Shiplu Roy Chowdhury, Yuichi Muneyuki, Yasunori Takezawa, Masahiro Kino-oka, Atsuhiro Saito, Yoshiki Sawa and Masahito Taya: Growth and differentiation potentials in confluent state of culture of human skeletal muscle myoblasts, J. Biosci. Bioeng., Vol.109, No.3, pp.310-313, 2010.
  4. Motomu Nishioka, Yoshihiro Ojima, Yuki Tsushima, Masahiro Matsumoto and Masahito Taya: Evaluation of photo-induced cellular damage using photoautotrophic cultures of puk-bung hairy roots as a sensing tool, J. Biosci. Bioeng, Vol.109, No.4, pp.392-394, 2010.
  5. Masahiro Kino-oka, Shogo Kagita, Masrina Mohd Nadzir, Hirofumi Inoue, Masahito Taya: Direct measurement of oxygen concentration inside cultured cartilage for relating to spatial growth of rabbit chondrocytes, J. Biosci. Bioeng, Vol.110, No.3, pp.363-366, 2010.
  6. Shinji Sakai, Yuping Liu, Tetsu Yamaguchi, Rie Watanabe, Masaaki Kawabe and Koei Kawakami, Immobilization of lipase onto electrospun PAN fibers through physical adsorption and application to transesterification in organic solvent, Biotechnol. Lett., Vol.32, No.8, pp.1059-1062, 2010.
  7. Shinji Sakai, Tomohiro Matsuyama, Keisuke Hirose and Koei Kawakami: In situ simultaneous protein-polysaccharide bioconjugation and hydrogelation using horseradish peroxidase, Biomacromolecules, Vol.11, No.5, pp.1370-1375, 2010.
  8. Shinji Sakai, Yuping Liu, Tetsu Yamaguchi, Rie Watanabe, Masaaki Kawabe, Koei Kawakami, Production of butyl-biodiesel using lipase physically-adsorbed onto electrospun polyacrylonitrile fibers, Bioresource Technol., Vol.101, No.19, pp.7344-49, 2010.
  9. Shinji Sakai, Kousuke Moriyama, Kenichi Taguchi and Koei Kawakami: Hematin is an alternative catalyst to horseradish peroxidase for in situ hydrogelation of polymers with phenolic hydroxyl groups in vivo, Biomacromolecules, Vol.11, No.8, pp.2179-2183, 2010.
  10. Yuko Ogushi, Shinji Sakai and Koei Kawakami, Hepatocytes exhibit constant metabolic activity on carboxymethylcellulose-based hydrogel with high phenolic hydroxy group content, Biochem. Eng. J., Vol.51, No.3, pp.149-152, 2010.

2009

  1. Yoshihiro Ojima, Daisuke Kawase, Motomu Nishioka and Masahito Taya: Functionally undefined gene, yggE, alleviates oxidative stress generated by monoamine oxidase in recombinant Escherichia coli, Biotechnol. Lett, Vol.31, No.1, pp.139-145, 2009.
  2. Ali Baradar Khoshfetrat, Masahiro Kino-oka, Yasunori Takezawa, Takeyuki Yamamoto, Katsura Sugawara and Masahito Taya: Seeding Density Modulates Migration and Morphology of Rabbit Chondrocytes Cultured in Collagen Gels, Biotechnol. Bioeng., Vol.102, No.1, pp.294-302, 2009.
  3. Mee-Hae Kim, Masahiro Kino-oka, Yoshiki Morinaga, Yoshiko Sawada, Masaya Kawase, Kiyohito Yagi and Masahito Taya: Morphological regulation and aggregate formation of rabbit chondrocytes on dendrimer-immobilized surface with D-glucose display, J. Biosci. Bioeng, Vol.107, No.2, pp.196-205, 2009.
  4. Masahiro Kino-oka, Yasunori Takezawa, Masahito Taya: Quality Control of Cultured Tissues Requires Tools for Quantitative Analyses of Heterogeneous Features Developed in Manufacturing Process Cell Tissue Banking , Cell and Tissue Bank, Vol.10, No.1, pp.63-74, 2009.
  5. Shiplu Roy Chowdhury, Yuichi Muneyuki, Yasunori Takezawa, Masahiro Kino-oka, Atsuhiro Saito, Yoshiki Sawa, and Masahito Taya: Synergic stimulation of laminin and epidermal growth factor facilitates the myoblast growth through promoting migration, J. Biosci. Bioeng, Vol.108, No.2, pp.174-177, 2009.
  6. 西岡求, 大西恭子, 佐藤尚志, 田谷正仁: 白色蛍光灯照射下, 二酸化チタン光反応によるファージ不活性化に及ぼす銅イオンと塩化物塩の共同効果, 日本防菌防黴学会誌, Vol.37, No.3, pp.161-167, 2009.
  7. Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: Recent Developments in Processing Systems for Cell and Tissue Cultures toward Therapeutic Application, J. Biosci. Bioeng, Vol.108, No.4, pp.267-276, 2009.
  8. Yoshihiro Ojima, Mizuho Komaki, Motomu Nishioka, Shintaro Iwatani, Nobuharu Tsujimoto and Masahito Taya: Introduction of a Stress-Responsive Gene, YggG, Enhances the Yield of L-Phenylalanine with Decreased Acetic Acid Production in a Recombinant Escherichia coli, Biotechnol. Lett, Vol.31, No.4, pp.525-530, 2009.
  9. Masahiro Kino-oka, Yoshikatsu Maeda, Yasuaki Sato, Nao Maruyama, Yasunori Takezawa, Ali Baradar Khoshfetrat, Katsura Sugawara and Masahito Taya: Morphological Evaluation of Chondrogenic Potency in Passaged Cell Populations, J. Biosci. Bioeng, Vol.107, No.5, pp.544-551, 2009.
  10. Yoshihiro Ojima, Ayako Kusuda, Motomu Nishioka and Masahito Taya: Responses of Aspergillus oryzae to Stimuli from near-UV Light Irradiation in the Presence or Absence of Titanium Dioxide, Biocontrol Sci, Vol.14, No.2, pp.61-64, 2009.
  11. Ali Baradar Khoshfetrat, Masahiro Kino-oka, Katsura Sugawara and Masahito Taya: A Collagen-coated Surface Enables Quantitative Evaluation of Morphological Behaviors of Rabbit Chondrocytes Relating to Cell Differentiation in an Early Culture Phase, Biochem. Eng. J, Vol.45, No.1, pp.60-68, 2009. "
  12. Yoshihiro Ojima, Motomu Nishioka, Masahiro Matsumoto and Masahito Taya: Quantification of DNA Damage by the Comet Assay in Radish Sprouts Exposed to Excess Light Irradiation, Biochem. Eng. J, Vol.46, No.1, pp.69-72, 2009.
  13. Masahiro Kino-oka, Shiplu Roy Chowdhury, Yuichi Muneyuki, Masafumi Manabe, Atsuhiro Saito, Yoshiki Sawa, and Masahito Taya: Automating the Expansion Process of Human Skeletal Muscle Myoblasts with Suppression of Myotube Formation, Tissue Eng. Part C, Vol.15, No.4, pp.717-728, 2009.

2008

  1. Koichi Tanimoto, Noriko Higashi, Motomu Nishioka, Kazuhiko Ishikawa and Masahito Taya: “Characterization of thermostable aminoacylase from hyperthermophilic archaeon Pyrococcus horikoshi”, FEBS Journal, Vol.275, pp.1140-1149, 2008.
  2. Masahiro Kino-oka, Yoshikatsu Maeda, Yasuaki Sato, Ali Baradar Khoshfetrat, Takeyuki Yamamoto, Katsura Sugawara and Masahito Taya: “Characterization of spatial growth and distribution of chondrocyte cells embedded in collagen gels through a stereoscopic cell imaging system”, Biotechnol. Bioeng., Vol.99, No.5, pp.1230-1240, 2008.
  3. Mee-Hae Kim, Masahiro Kino-oka, Masaya Kawase, Kiyohito Yagi and Masahito Taya: “Glucose transporter mediation responsible for morphological changes of human epithelial cells on glucose-displayed surfaces”, J. Biosci. Bioeng., Vol.105, No.4, pp.319-326, 2008.
  4. Yoshihiro Ojima, Motomu Nishioka and Masahito Taya: “Metabolic alternations in SOD- deficient Esherichia coli cells when cultivated under oxidative stress from photoexited titanium dioxide”, Biotechnol. Lett.. Vol.30, No.5, pp.1107-1113, 2008.
  5. Norihiko Hata, Hidemasa Jinguji, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: “Cell behavior analysis to evaluate proliferative potentials of human lymphocytes expanded and activated for therapeutic use”, J. Biosci. Bioeng., Vol.105, No.5, pp.566-569, 2008.
  6. Noriko Higashi, Koichi Tanimoto, Motomu Nishioka, Kazuhiko Ishikawa and Masahito Taya: “Investigating a catalytic mechanism of hyperthermophilic L-threonine dehydrogenase from Pyrococcus horikoshii”, J. Biochem., Vol.144, No.1, pp.77-85, 2008.
  7. Shohreh Mashayekhan, Mee-Hae Kim, Satsuki Miyazaki, Fumi Tashiro, Masahiro Kino-oka, Masahito Taya and Jun-ichi Miyazaki: “Enrichment of undifferentiated mouse embryonic stem cells on a culture surface with a glucose-displaying dendrimer”, Biomaterials, Vol.29, No.31, pp.4236-4243, 2008.
  8. Motomu Nishioka, Koichi Tanimoto, Noriko Higashi, Harumi Fukada, Kazuhiko Ishikawa and Masahito Taya: “Alteration of metal ions improves the activity and thermostability of aminoacylase from hyperthermophilic archaeon Pyrococcus horikoshii”, Biotechnol. Lett.. Vol. 30, No.9, pp.1639-1643, 2008.
  9. Yoshihiro Ojima, Yuzuri Iwamoto, Motomu Nishioka, Masahiro Kino-oka, Tadashi Kanaya, Masanobu Asada and Masahito Taya: “Synchronization of asparagus somatic embryos and evaluation of their stability during long-term passage”, J. Sci. High Technol. Agric., Vol.20, No.3, pp.176-183, 2008 (in Japanese).
  10. Ali Baradar Khoshfetrat, Masahiro Kino-oka, Yasunori Takezawa, Yasuaki Sato, Takeyuki Yamamoto, Katsura Sugawara and Masahito Taya: “Effect of transforming growth factor-?1 on morphological characteristics relating to migration and differentiation of rabbit chondro- cytes cultured in collagen gels”, J. Biosci. Bioeng., Vol.106, No.6, pp.547-553, 2008.

2007

  1. Masahiro Kino-oka, Yoshiki Morinaga, Mee-Hae Kim, Yasunori Takezawa, Masaya Kawase, Kiyohito Yagi and Masahito Taya: “Morphological regulation of rabbit chondrocytes on glucose-displayed surface”, Biomaterials, Vol.28, No.9, 1680-1688, 2007.
  2. Mee-Hae Kim, Masahiro Kino-oka, Masaya Kawase, Kiyohito Yagi and Masahito Taya: “Response of human epithelial cells to culture surfaces with varied roughnesses prepared by immobilizing dendrimers with/without D-glucose display”, J. Biosci. Bioeng., Vol.103, No.2, pp.192-199, 2007.
  3. Hideki Mori, Kazuaki Ninomiya, Yonehiro Kanemura, Mami Yamasaki, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: “Image cytometry for analyzing regional distribution of the cells inside human neurospheres”, J. Biosci. Bioeng., Vol.103, No.4, pp.384-387, 2007.
  4. Toshiaki Takezawa, Tomoyo Takeuchi, Aya Nitani, Yoshiharu Takayama, Masahiro Kino-oka, Masahito Taya and Shin Enosawa: “Collagen vitrigel membrane useful for paracrine assays in vitro and drug delivery systems in vivo”, J. Biotechnol., Vol.131, No.1, pp.76-83, 2007.
  5. Motomu Nishioka, Shohreh Mashayekhan, Kyoko Onishi and Masahito Taya: “The biofilm environment offers a possible condition for inducing the competency of DNA recipient cells through nutritional starvation”, Biocontrol Sci., Vol.12, No.3, pp.115-118, 2007.
  6. Hideki Mori, Toshika Fujitani, Yonehiro Kanemura, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: “Observational examination of aggregation and migration during early phase of neurosphere culture of mouse neural stem cells”, J. Biosci. Bioeng., Vol.104, No.3, pp.231-234, 2007.
  7. Mee-Hae Kim, Masahiro Kino-oka, Masaya Kawase, Kiyohito Yagi and Masahito Taya: “Synergistic effect of D-glucose and epidermal growth factor display on dynamic behaviors of human epithelial cells”, J. Biosci. Bioeng., Vol.104, No.5, pp.428-431, 2007.

2006

  1. Takashi Sato and Masahito Taya: “Enhancement of phage inactivation using photocatalytic titanium dioxide particles with different crystalline structures”, Biochem. Eng. J., Vol.28, No.3, pp.303-308, 2006.
  2. Takashi Sato and Masahito Taya: “Kinetic consideration for the effect of organic impurities on photocatalytic phage inactivation with TiO2”, Kagaku Kogaku Ronbunsyu, Vol.32, No.3, pp.288-292, 2006 (in Japanese).
  3. Masahito Taya, Fumio Miyazaki and Shingo Shirahata: “Education for 21st century engineering scientists leading new interdisciplinary research fields”, J. of JSEE, Vol.54, No.3, pp.88-91, 2006 (in Japanese).
  4. Takashi Sato and Masahito Taya: “Copper-aided photosterilization of microbial cells on TiO2 film under irradiation from a white light fluorescent lamp”, Biochem. Eng. J., Vol.30, No.2, pp.199-204, 2006.
  5. Masahiro Kino-oka, Natsuki Ogawa, Koji Murai, Masafumi Manabe and Masahito Taya: “Monitoring of monolayer and multilayer growth for epithelial sheet formation”, Biochem. Eng. J., Vol.32, No.1, pp.49-55, 2006.
  6. Hideki Mori, Kazuaki Ninomiya, Masahiro Kino-oka, Tomoko Shofuda, Mohammed Omedul Islam, Mami Yamasaki, Hideyuki Okano, Masahito Taya and Yonehiro Kanemura: “Effect of neurosphere size on the growth rate of human neural stem/progenitor cells”, J. Neurosci. Res., Vol.84, No.8, pp.1682-1691, 2006.

2005

  1. Masahiro Kino-oka, Yoshikatsu Maeda, Takeyuki Yamamoto, Katsura Sugawara and Masahito Taya: “A kinetic modeling of chondrocyte culture for manufacture of tissue- engineered cartilage”, J. Biosci. Bioeng., Vol.99, No.3, pp.197-207, 2005.
  2. Masahiro Kino-oka, Natsuki Ogawa, Ryota Umegaki and Masahito Taya: “Bioreactor design for successive culture of anchorage-dependent cells operated in an automated manner”, Tissue Eng., Vol.11, No.3-4, pp.597-607, 2005.
  3. Masahiro Kino-oka, Shino Yashiki, Yuka Ota, Yuko Mushiaki, Katsura Sugawara, Takeyuki Yamamoto, Toshiaki Takezawa and Masahito Taya: “Subculture of chondrocytes on a collagen type-I coated substrate with suppressed cellular dedifferentiation”, Tissue Eng., Vol.11, No.3-4, 2005.
  4. Son Young Kim, Motomu Nishioka, Shuhei Hayashi, Hiroyuki Honda, Takeshi Kobayashi and Masahito Taya: “The gene yggE functions in restoring physiological defects of Escherichia coli cultivated under oxidative stress conditions”, Appl. Environ. Microbiol., Vol. 71, No.5, pp.2762-2765, 2005.
  5. Shohreh Mashayekhan, Tadashi Norioka, Motomu Nishioka and Masahito Taya: “A kinetic model consideration for the genetic transformation process of Escherichia coli”, Biocontrol Sci., Vol.10, No.1-2, pp.67-72, 2005.
  6. Masahiro Kino-oka, Yoshikatsu Maeda, Yuka Ota, Shino Yashiki, Katsura Sugawara, Takeyuki Yamamoto and Masahito Taya: “Process design of chondrocyte cultures with monolayer growth for cell expansion and subsequent three-dimensional growth for production of cultured cartilage”, J. Biosci. Bioeng., Vol.100, No.1, pp.67-76, 2005.
  7. Masahiro Kino-oka, Yuka Agatahama, Yuki Haga, Masukazu Inoie and Masahito Taya: “Long-term subcultures of human keratinocytes under an anoxic condition”, J. Biosci. Bioeng., Vol.100, No.1, pp.119-122, 2005.
  8. Norihiko Hata, Yuka Agatahama, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: “Relations between individual cellular motions and proliferative potentials in successive cultures of human keratinocytes”, Cytotechnol., Vol.47, No.1-3, pp.127-131, 2005.

2004

  1. Ryota Umegaki, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: “Assessment of cell detachment and growth potential of human keratinocyte based on observed changes in individual cell area during trypsinization”, Biochem. Eng. J., Vol.17, No.1, pp.49-55, 2004.
  2. Norihiko Hata, Koji Murai, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: “Acute responses of cell individuals observed after calcium administration in human keratinocyte culture”, Biochem. Eng. J., Vol.18, No.2, pp.155-158, 2004.
  3. Norihiko Hata, Mee-Hae Kim, Katsuhiro Isoda, Masahiro Kino-oka, Masaya Kawase, Kiyohito Yagi and Masahito Taya: “Dendrimer-immobilized culture surface as a tool to evaluate formation of cellular cytoskeleton of anchorage-dependent cells”, J. Biosci. Bioeng., Vol.97, No.4, pp.233-238, 2004.
  4. Masahiro Kino-oka, Yuka Agatahama, Norihiko Hata and Masahito Taya: “Evaluation of growth potential of human epithelial cells by motion analysis of pairwise rotation under glucose-limited condition”, Biochem. Eng. J., Vol.19, No.2, pp.109-117, 2004.
  5. Motomu Nishioka, Takuro Nishimura and Masahito Taya: “Kinetic evaluation of bactericidal activity of silver-loaded zirconium phosphate combined with hydroxyapatite in the presence of chloride ion”, Biochem. Eng. J., Vol.20, No.1, pp.79-84, 2004.
  6. Norihiko Hata, Hiroyuki Hirai, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: “Comprehension of attachment and multiplication properties by observing individual cell behaviors in anchorage-dependent culture”, Biochem. Eng. J., Vol.20, No.2-3, pp.197-202, 2004.
  7. Sun Young Kim, Motomu Nishioka and Masahito Taya: “Promoted proliferation of an SOD- deficient mutant of Escherichia coli under oxidative stress induced by photoexcited TiO2”, FEMS Microbiol. Lett., Vol.236, No.1, pp.109-114, 2004.
  8. Shino Yashiki, Yoshiyuki Hara, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: “A three-dimensional growth model for chondrocytes embedded in collagen gel”, Kagaku Kogaku Ronbunshu, Vol. 30, No.4, pp.515-521, 2004 (in Japanese).
  9. Shohreh Mashayekhan, Tadashi Norioka, Motomu Nishioka and Masahito Taya: “Characte- rization of an isolated bacterium, Providencia sp., capable of attaching onto metal surfaces”, Biocontrol Sci., Vol.9, No.3, pp.83-87, 2004.
  10. Motomu Nishioka, Azusa Minamiguchi, Shohreh Mashayekhan, Yushi Hirata and Masahito Taya: “Preparation of a metal surface with antimicrobial activity by means of composite electroplating method”, Bokin Bobai, Vol.32, No.11, pp.537-541, 2004 (in Japanese).
  11. Sun Young Kim, Takao Taguchi, Motomu Nishioka and Masahito Taya: “Quantitative assessment of DNA damage accompanied with no substantial loss in its molecular weight during exposure to oxidative stress”, Biochem. Eng. J., Vol.22, No.1, pp.81-87, 2004.
  12. Kazuaki Ninomiya, Motomu Nishioka, Masahiro Kino-oka and Masahito Taya: “Differences in responses of plant hairy roots to chemical toxicity compared between primary and ramified roots”, Environ. Sci., Vol.11, No.5, pp.283-291, 2004.

Shinya Furukawa,   GAKU HATTORI,   Shinji Sakai and   Noriho Kamiya