電子顕微鏡(SEM)とは? |
溶液や固体の内部には皆さんが思っている以上に複雑で、興味のある構造が多く観察できます。それらを観察するために使われているのが走査型電子顕微鏡(SEM)であり、試料の100万倍以上の大きさまで拡大して観察することができます。(1mmの物が1kmまで拡大!!)
SEM装置の中は真空状態であり、エネルギーを与えられた電子が電場中で電子線として集束し、試料表面に照射されます。それにより試料表面からは二次電子が放出され、その強弱を画像化して、モニターを通じて試料表面が画面に映し出されます。 しかし、装置の中は常に真空であるため溶液試料をそのままの状態で観察しようとすると、一瞬にして蒸発してしまうので、ここではプラズマレプリカ膜という試料のコピーを代わりに観察しています。 |
![]() 走査型電子顕微鏡(GHAS室) |
プラズマレプリカ膜法 |
では実際にSEM写真を見てみましょう |
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梅干し果肉内のNaCl結晶のレプリカ膜SEM写真 | 生クリームのレプリカ膜SEM写真 |